令和7年3月1日(土) 長崎県立諫早東高校の第42回卒業式に来賓参加しました
私がPTA会長をしているときが30周年だったので、もうあれから12年たっているのだなあ
と、少し過ぎゆく年を感じておりました
当時は100名を超える卒業生がいましたが、今回は32名でした
少子化時代とはいえ、3分の1になってしまっていることにビックリしました
式が始まって、2つのことが頭に残りました
ひとつは校長先生の「今、ここ」に君たちは生きているということを、言われた時です
これからのストーリーを描いていくのは生徒自身で、今、ここがゆるぎない現在地点であり
スタート地点であって、これからがそれぞれのストーリーの始まり出ることを予感する場面でした
ふたつ目は卒業生の答辞の中に出てきた、「物事はひとりでは抱え込まない」ということば
彼女は震災の復興の現場を視察に行った際に、強くそう思ったらしく、卒業して勉強して
将来は防災関連の会社を立ち上げて、地域に貢献するという言葉が出ていました
世の中には誰にでも、大きな試練や課題が舞い降りることがあります、それを一人で抱え込む
のか、周りの方に協力や助けを借りて対峙するのかで、変わってきます
もちろん自分でやらなければいけないことはあると思いますが、問題を分割して、仕分けしてみて
他の誰かに代わりにやってもらえること、先送りしても問題ないこと・・・など
所詮人は24時間で自分一人でやれることは限らているので、思い切って他人に任せることも
ミッション達成のためには必要なことですね
人数が少ないながらも、しっかり人間力をつけて旅立つ生徒達にエールを送りたいと思いました
人数が多い少ない、進学校であるか、ないか・・・そういう見方もですが、一人一人の
生徒達がどのように成長して、それそれどのように進むのかをしっかり見ていくと、
その差みたいなものはないと思います
そもそも比較するものでもなく、進学率や、就職率などはただの数値でしかなく
生徒達を評価するものではない、ましては学校を評価するものでもないと私は思います
人を育てるとはどういうことなのでしょうね
たくさんの考えがあると思います
それでいいと思います
なぜなら、人はその人だけのストーリーを描いて人生を進むからです
生徒達も、すでに大人になった方々も、自分の人生を味わうことが
できるようになってほしいですね