諫早市内 私立高校のキャリア教育に行ってきました
10月8日(水)諫早市内の私立高等学校のキャリア教育に行ってきました。
今回は1年生が対象でした。
第二講のテーマは6月に行った第一講のアンケート結果を使って、
“やってみたい”を“やれるかも”へ ― 小さな一歩を踏み出す行動設計です。
やってみたいことがあるのをまず書き出して
実現に向けて自分が超えるべき課題(ハードル)はなにか?
それを超えるためにはどういった思考をするのか?
について個人ワーク&グループワークを通して深める授業でした。
生徒たちは最初から、集中して聞いて、ワークに取り組んでいました。
やってみたいことを書き出すというのは意外と難しかった生徒もいました。
近未来のやってみたいことに、自分の課題を見つけるのがわからない生徒もいました。
それは当然です。日頃からそういう考え方や授業をやっていません。
授業のほとんどは試験対策、就職対策の授業だからです。
また最近になって、探求学習が取り入れられてきましたが、
問題解決の内容が多く、未来に向けての取り組みに対しては行われていないからです。
学校教育という枠の中では限られた時間の中で結果(進学率、就職率)を出さなければ
次の年度の生徒が入ってこないという、ある意味で成果を求められるのが現状です。
私たちキャリア支援をしていくうえで、生徒が自分の将来像を描くために、心理的な面から
自分を見つめて、そこに自分の中にある、探求心、向上心などの宝物に気づいてもらう
ことに注力してプログラムを作り、進めています。
今回も進学クラスから、就職クラスまで一同に集めて同じカリキュラムです。
出てくる文章の漢字の量や、箇条書きの行数は多い少ないはありますが、
インタビューするとそれぞれの生徒が自分の言葉で、今考えている自分の課題と、
取り組み方を言葉にします。そして拍手がおきます。
この時間の中で生徒たちは何かを、確実に学びとっていると私は信じています。
もっとたくさんの学校で実施できればと思っています。



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