小さな雫、大きな波紋
そろそろ梅雨の季節になります。
雨はこの先くる夏に備える地中の水分となります。
そういう意味では、雨は生命の水ということになります。
1粒の水滴・・。
人にとっては、取るに足りない1滴ですが、
小動物にとっては、命の水になります。
小さな雫が、水面に落ちるとどんどん波紋は広がって大きくなっていきます。
さて、今日はその水の波紋から少し思いをはせてみます。
朝、出勤時、駅まで歩いていると、前方から新中学1年生の男子が歩いてきました。
私が「おはよう」と声をかけると、小さな声で「おはようございます」と返して、
急ぎ足ですれ違いました。
さて、次の日。
同じ中学生が、私より先に自分から「おはようございます」とあいさつをしてくれました。
私は、あいさつをしても、返してくれる大人だと認識して、その子の成長を感じました。
そんな日が2,3日続いて、
その中学生がその日は3人で学校へ向かって、歩いてきました。
すると、その3人がそれぞれに「おはようございます」とあいさつしていきました。
私は、その子の成長もですが、周囲に与えている影響にも少しほっこりした気持ちになりました。
これは子どもに限ったことではないのです。
同じ道で朝、花壇の草取りやっていらっしゃる方に、同じように「おはようございます」
と、声かけると、やっぱり小学生の時と同じで、小さな声で返してもらいました。
でも数日後には、向こうから「おはようございます」と言っていただいて、
そのうち早朝作業で地域の方が数人で作業されていると、ひとりひとりから挨拶して
いただきました。
こういうときって、心がほっこりした気分になって、気持ちよく一日がスタートします。
この一滴にも似た、小さなことが、学校や、各家庭、地域で大きなほっこりした波紋になって、
みなさんが優しい気分で過ごしていけたら、いじめや、無視、わだかまり、思い違いって
少なくなっていくのではないかな~って、私は思いました。
優しい人でありたいですね~
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