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2026年1月14日 (水)

「虚無」と「無の境地」について

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 ある時、「虚無」と「無の境地」は、どう違うのだろうと、漠然と頭に浮かんできて、

 どちらも「何もない」という状態を指すように思えるが・・・

 と疑問符が浮かびました。そうなると調べないとおさまらない。

 そして、調べると実はその意味合いは大きく異なっていましたので紹介します。

 これらの概念は、私たちが世界をどう捉え、どう生きるかという問いにも深く

 関わっています。

「虚無」とは

 虚無は、一般的に「何物もなく、むなしいこと」や「空虚」といった意味合いを持つ言葉です。

 特に、哲学や心理学では、この世に存在するすべてのものに価値や意味を見出せない状態、

 つまり「虚無感」を指すことが多いようです。

 西洋哲学におけるニヒリズム(虚無主義)は、人生の本質的な価値を否定するもので、

 虚無のイメージと結びつきやすいと思います。

  例えば、目標を達成しても虚しさを感じたり、努力が無意味に思えたりするときに

 「虚無感に襲われる」と表現されることがあります。

  これは、単に「何もない」というよりも、存在そのものの価値を否定するような、

 ネガティブな感情や認識を伴うことが多いのが特徴のようです。

無の境地」とは

  一方、「無の境地」は主に東洋思想、特に仏教や禅において重要な概念です。

 これは単なる「何もない」という状態ではなく、感情や執着から解放され、

 心が安らいだ状態を指します。

 下に比較してみました。

 

  特徴           虚無                         無の境地

 根底にある           価値や意味の否定                  執着からの解放

 心理状態              むなしさ、空虚感、絶望        平穏、安らぎ、あるがままの受容

 思想的背景           西洋哲学(ニヒリズムなど)    東洋思想(仏教、禅など)

 

  仏教における「空」の概念も「無」と関連していますが、「空」は「全ての実体がない」

 ことを意味しながらも、同時に「あらゆる物事や役割がそこに生まれる可能性」を秘めた

 「満ちた無」と表現されることがあるようです。

  つまり、感情を消すのではなく、沸き起こる感情への「自分の反応」を消火することで、

 物事をあるがままに受け入れる状態を指しています。

  禅で言う「無」も、このような分別的な思考を超えた境地であり、虚無主義に陥ること

 とは異なります。

  虚無であれば、何かでその部分を埋めようとする心理が働きますが、無の境地は、

 手放すという観念ですので、まったく意味合いが違ってきます。

 こうやって見ると、自分の過去のキャリアを振り返ったときに、虚無のようなことを

 感じた時代があったのか、これから歳を取って、いろんな経験をしていくうちに

 無の境地になっていくのか。お金や、地位、名声にとらわれない、本来の人としての

 幸せとはなにか、楽しい人生とは何かについて、まだまだ考えていかなければと

 思いました。

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ブレス (息)の代表 杉本です。 人生の正午を過ぎて、ありたい自分に気が付き、 セミナー講師、カウンセラーをしております。 お役に立てるできることがあればご相談ください 【保有している資格】 キャリアコンサルタント キャリアデベロップメントアドバイザー レジリエンストレーナー 心理カウンセラー 箱庭療法士 価値観ババ抜きインストラクター 第一種衛生管理者 ワークスペースは今計画中。 オンラインカウンセリング、 会場セミナーは随時開催しています。 各種セミナー&ご相談(カウンセリング)受付 平日 10:00~18:00 土 10:00~12:00 この時間以外は要相談で受付 オンライン/対面どちらもOK。 メールでの予約制となります。 mail:breath2022@hi3.enjoy.ne.jp H.P:090-7584-7378

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