遠くの山と近くの山
今朝、雨上がりの駅の屋根のないホームに立っていて、
ふと山の方を見たときに、いつもと違う印象を感じました。
それは良く晴れた日には気がつかなかった、近くの山の輪郭が見えていたからです。
手前の近い山はくっきりと、その奥の山は少し薄く、又その奥の山はさらに薄く・・
と言うように近くの山から、遠くの山に方にグラデーションの様に霞が掛かっていて、
山の稜線が見えていました。
あそこに山があったかな~と単純に思ってしまいました。
こんな天気だからこそこういった普段気がつかない山を意識してみることが出来る。
こういう事って、山だけではなく、身近なことでも起きたりしてませんか?
運動をしたあとの、冷水は超美味しくて、
朝から何も食べていない時の昼過ぎのおにぎりと漬物は、やはりこれだって美味しいとか。
いつもいい合いばかりして、うるさいなあ~と思っていても、体調が悪くて寝こんでいる時の、
そっと熱を確かめにオデコに当ててくれる誰かの手。
お盆や、正月くらいしか帰れない実家の親と会って、帰る時に「無理してこなくてもいいから
気を付けてお帰り」という言葉。
本当は普通からそこにあったものが、意識していなくて、感じていなかったことが
何かのきっかけで表面化して、見えて来たり、いいものに感じて来たり、気がついたり。
人は見えている様で意外と見えていない、聞こえていない、あなたにとって本当は
大事な人、大事なもの、大事ななにかがあるのかもしれませんよ。
ちょっとだけ意識して過ごしてみられてください。
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