自分を知ろうーその1ー
何回かに分けて、「自分を知る」ことについて書いてみます。
その1.自己肯定感について
最近よく「自己肯定感」という言葉を耳にします。
「自己肯定感」をweb検索すると、実用日本語表現辞典では以下の様に記載されています。
「自分の在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意識を肯定できる感情」
などを意味します。
似た言葉に「自己効力感」というのがあります。
ふたつの違いは
「自己肯定感」は「自分の存在を認める」感覚に対して、
「自己効力感」は「自分の行動を信じられる」感覚というところです。
この2つは幸福感と目標達成感に深く関わっています。
自己肯定感はありのままの自分を無条件に受け入れる感覚とも言われています。
何かに失敗した自分や、ネガティブな自分も、そのまま自分なんだと受け入れるという事です。
無条件に受け入るということなので、自己肯定感を高くしようとして、そこに根拠というものはありません。
一方、自己効力感は小さな成功や、達成を根拠とした積み重ねをもって高くすることができます。
これが2つの違いです。
この2つの関係は「自己肯定感」の土台の上に「自己効力感」があるとイメージしてください。
どれだけ自分はできると思い込んでも、1度失敗して、自分はダメな人間だと否定的になると、
土台が崩れて、その上にある自信も崩れてしまうことがあるということです。
この場合「自己肯定感は低い」X「自己効力感は高い」という組み合わせですね。
そうみると「自己肯定感」と「自己効力感」は両方とも高い方が崩れにくいということになります。
自分は自己肯定感が高いのか、低いのか、
自己効力感が高いのか、低いのか
ちょっと時間をとって考えてみるといいと思います。
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