ある詩について考える
ある詩が、気にとまって、少し考えてみました
明日戦争がはじまる
宮尾節子
まいにち
満員電車に乗って
人を人とも
思わなくなった
インターネットの
掲示板のカキコミで
心を心とも
思わなくなった
虐待死や
自殺のひんぱつに
命を命と
思わなくなった
じゅんびは
ばっちりだ
戦争を戦争と
思わなくなるために
いよいよ
明日戦争がはじまる
世界ではロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナで戦争が起きている。
地球儀でいうと真裏のことだから、ニュースでは流れているが詳しくは聞いていない、
もう麻痺しているのかもしれない。
感染症のコロナも、インフルエンザも、マスクもしていない人多くなって、
その反面病院は朝一から検査で並んでいる。
アフターコロナで自分自身と向き合う時間が増えた人が多くいると思う。
ストレスを抱えている事に気が付かない人も多くいると思う。
最近のニュースでは、その理由で他人や、子どもの命を簡単に奪えるなあ~
と思う事件もよくある。
この詩をふと見つけて、どこかで、何かを忘れてきているような気がする。
慣れなのか、無神経なのか、他人事なのか、無知なのか・・・
起きてはいけないことが起きているのか、起きても当たり前のことが起きているのか・・
時代の早い流れに、人は本当についていけているのか・・
日経株価はバブル時代を越えて、経済が浮かれている。
大谷くんがHRを打つたびに元気が出る。
もちろん「今を生きる」のも大事なことでもある。
だからこそ「未来につながる今」を、それぞれの人が大事にして欲しいと願う。
一日の内で少しだけ、一週間のうちで少しだけ、じっくりと考える時間を
もってもいいと思うし、その時間を大切にして欲しいと思う。
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